2年生 「伝え合うために~よりよく『聴く』ためのお願い~」
2022年6月24日 20時13分6月24日(金)6時間目
2年生で、難聴理解のための授業を行いました。
週末である金曜日、しかも6時間目の授業でしたが、2年生のみんなは真剣に話を聴いています。
いよいよ補聴器体験です。
どんな音がきこえるのかな?みんな一生懸命体験しています。
補聴器や人工内耳をつけている人たちが、いろいろなスポーツ選手になったり芸能人や政治家、薬剤師などの仕事をしたりしていることも知りました。
難聴理解のために、聖徳太子ゲームに取り組み、同時に話されると分からない体験もしてみました。
口パクゲームでも口が見えた方が良いことやゆっくり話すことの大切さに気づくことができ、プーさんからの3つのお願いをまとめ、確認しました。
「3つのお願い」
①授業中は静かにします
②話す時は一人ずつ話します
③口が見えるように前から、いい大きさの声でゆっくり話します
そして、最後に感想を書きました。
2年生の児童と保護者の感想を一部抜粋して紹介します。
【2年生】
・スポーツの人も人工内耳や補聴器をつけていると、初めて知りました。
・補聴器を着けている人のきこえ方がよく分かって話しやすくなりました。
・授業でも3つ目のお願いを使えそうです。
・耳がきこえにくい人の気持ちが補聴器をつけて分かりました。3つのことを守れるように頑張りたいです。
【保護者】
・いい体験ができました。イスがきしむ音や足音もすごい大きくきこえて不快でした。授業を受けて良かったです。
・補聴器を使ってみて、初めていろいろな音が大きくきこえてくることが分かった。
・耳の不自由な人と話すときは、口元を見せて、程良い大きさ、速さで話すこともとても大切なことなのだと分かりました。貴重な体験ができて良かったです。
・聞こえにくい人にとって、どのような話し方が聞きやすいのか、具体的に教えていただいたので、今後、話す際に役立てたいと思います。
今回行った難聴理解のための授業を通じて、ご紹介しきれなかった感想を含めて、素敵なご意見をたくさんいただきました。ありがとうございました。また、このような機会をいただき、全校児童への授業すること、そして、たくさんの保護者の方に参観していただけたこと、本当に感謝しています。
この授業で学習した「プーさんのお願い」の中から、一人ひとりが自分のできることをしていくことで、聞こえにくい人だけではなく、みんなにとって過ごしやすい学校や暮らしやすい社会になることを願っています!